悩みの解消に欠かせない雇用側の協力

看護師の仕事は患者の健康を守り、医師をサポートする大切なものですが、その一方で特有の悩みがあるのも事実です。

看護師は仕事の性質上、昼夜逆転の生活になるケースが少なくありません。シフト勤務によって週単位や月単位で就労時間帯が変わることから、その都度生活サイクルも変化します。そのため、体調不良に陥ってしまう可能性は否定できません。最初のうちは肌荒れなど軽微なトラブルですが、不規則な生活が長く続くと疲労が蓄積して判断力や集中力が低下し、仕事に支障をきたすおそれもあります。また、勤務時間の頻繁な変動は親族や友人との交流にも影響を及ぼすので、注意しなければいけません。

看護師ならではと言える仕事の悩みとして、急な出勤が挙げられます。患者の容態が急変したり、急患が搬送されるなどの理由で、本来なら休みの看護師も職場に出なければならない事態に至ることがあります。人員に余裕がある病院なら急な出勤を求められることは稀ですが、人手不足な所では決して珍しくはないでしょう。

長時間の夜勤も、看護師に多い悩みです。十分な休息を得られないことが、仕事の質や意気込みの低下に繋がっている事実は否定できません。

仕事の悩みを解決するには、当事者の努力だけではなく、看護師を雇用している病院側の協力も重要になります。長時間勤務や休日出勤による疲労の蓄積は職場環境を改善しなければ根本的な解決は困難です。病院全体で問題意識を持ち、事態の改善に取り組むのが改善の必須条件と言えます。

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